事実とは迷いとは悟りとは

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事実は・・・

「カアカア」は「カアカア」です。「カアカア」とあると即（時間なく）「カアカア」です。「カアカア」の証明は「カアカア」です。ですので、考えで納得は得られないのです。目を閉じれば即「閉じた内容・様子」です。目を開ければ即「開けた内容・様子」です。右を向いたら即「右の内容・様子」です。左を向いたら即「左の内容・様子」です。●は●です。（黒丸ではありません。）

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「カアカア」は、理解、分かる、概念、知的に知る、迷う迷わない、信じる信じない、成るならない、知識がないとわからない、などとも関係ありません。ズレ過不足なくそのとおりです。ただ「カアカア」です。

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読むだけではなく実際に確かめてください・・・

目を閉じてみてください。即、閉じた内容・様子です。目を開けてみてください。即、開けた内容・様子です。見た、というのは後からです。云々だった、というのは後からです。手を叩いてみてください。本物・実物があるのはある時だけですね。

 

考え、思い、気持ちも、ある時にある内容があります。「昨日何したかな」と思ってみてください。「明日何しよう」と思ってみてください。思っている内容のみですね。

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真相とは・・・

事実のことです。「カアカア」のことです。「カアカア」とある時「カアカア」以外ありません。「カアカア」とある時、必ず自ずと絶対的に、無条件に「カアカア」です。自他その他一切無き内容・様子です。

 

「カアカア」以外ないとは「カアカア」を対象として「カアカアだけがある」というように、考えで、私が決めることではありません。考えで決めているうちは、考えですので迷いが残ります。

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考えは・・・

カアカアだ、カアカアだけだ、カアカアと成ってる、カラスだ、今聞いた、カアカアと鳴いている、私が聞いている、いい声だ、カアカアは仏だ、私がこちらにいて鳴き声が向こうにある、ずっと鳴いてる、鳴いていた声が止んだ、などと考えます。これらは事実の「カアカア」から考えた内容です。つまり事実そのものではないということです。

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​迷い（真相を探してしまうこと）は・・・

事実「カアカア」に対して考えた内容を本当のように思ってしまうことから生じます。思い込みで迷っているということです。ですから、考えで、迷いを無くそう、悟りを得ようとしたら、迷いのループになってしまいます。

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悟りとは・・・

事実は今、即、確実にこのとおりだけれども、考えで迷っているということです。ということは、事実を考えで変えることなく、事実が事実のとおりに、明確になればよいということです。事実が事実として明確になるのが悟りです。

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元々今あるとおりの内容・様子がそのまま真相だったと明確になっただけですから、何かに成ったわけでも、何かを得たわけでも、何かを滅したわけでもありません。

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ですから、一度明確になったら、元に戻ったり、徐々に深まったり、しません。また「カアカア」は「カアカア」ですから、悟りに浅い深いはありません。何らかの体験の後、迷いが生じ始めたら、明確になるまで、修行（無為に坐る）すればよいだけです。不明な場合は、ご質問ください。

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修行とは・・・

既に今の内容・様子が真相なのですから、自ら意図的に何かをする必要がないということです。ですので、坐る時は、今の内容・様子のとおりに、無為（方法や手段を用いず）に坐るということです。

 

詳細は「修行法・坐り方」の頁をご覧ください。

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